ブラック企業が問題になってる今だからこそ読みたい!pha著『持たない幸福論』
こんばんは、じゅんです。
今日は書評ブログに挑戦!
今日のテーマ
ブラック企業が問題になってる今だからこそ読みたい!pha著『持たない幸福論』
今日の朝日新聞が朝刊一面で、電通の過労自殺事件被害者のお母様の手記を取り上げていましたね。
「ブラック企業大賞」なんて賞を設けること自体、個人的にはどうかと思いますが(賞にすることへの違和感)。
自分はまだ学生なので、ブラック企業に勤める人たちがどんな気持ちで働いているのか想像するしかないのですが、
社会人生活で辛くなったらこの本を読み返してみようかな、と思える内容でした。
第一章 働きたくない
第二章 家族を作らない
第三章 お金に縛られない
第四章 居場所の作り方
章立てを見ただけで惹きつけられます笑
筆者は京大を卒業後、3年間働いた会社をやめてニートになり、ブログなどからの収入年100万円前後で生活をやりくりしています。
共感できるフレーズが随所にありました
「結構人間が人生でやってることは~~~やってもやらなくてもそんなに変わらないことが多いような気がする(第一章 働きたくないより)」
「人間は自分に自由意志がないということに耐えられない(第一章 働きたくないより)」
「人間は、脳が発達していろんなことを考えられるようになったおかげで単なる遺伝子の運び屋ではなくなって、繁殖以外でもその生の中でいろんなことをすることができるようになった(第二章 家族を作らないより)」
「人間が人生の中でやることって結局、大体七割くらいは「居場所を作るため」の行動じゃないかと思う(第四章 居場所の作り方より)」
こういう風に紹介すると、「いかにもニートが考えそうなことだな」とか思う人もいるかも知れないけど、
筆者の豊富な読書経験を基にした鋭い洞察だと私は思う。
働くこと・家族を持つこと(子育てをすること)に時間を奪われる社会に疑問を感じる方におすすめ!